共同紙販ホールディングスは、わかば紙商事の全株式を取得し、子会社化することを決定した。わかば紙商事は、印刷用紙、情報用紙、板紙を主力取扱品とする中堅の紙類卸業者であり、プライベートブランドの封筒用紙、コートボール、紙ナプキン、紙器なども扱っている。取得価額は非公表で、取得予定日は2022年1月1日となっている。このM&Aは、急速なデジタル化の進展で印刷用紙需要が減少する中、印刷向け以外の取扱品目の多角化などを進める一環として行われたものである。

【M&Aアドバイザーのコメント】
共同紙販ホールディングスによるわかば紙商事の買収は、印刷用紙需要の減少に対応するため、多角化戦略を進める上で重要な一歩となるものである。わかば紙商事の取扱品目の多様性を活かし、新たな市場への進出や顧客層の拡大を目指すことが期待される。今後は、両社の統合に向けたスムーズな進行が求められる。